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タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)

昨夏購入した斑入(フイ)りの薄(ススキ)に寄せ植されていたタカサゴフヨウ(高砂芙蓉)が、今朝(7月28日)咲きました。高砂芙蓉の花は、白地に中央(底)に濃い紅色の一重。花の裏は、濃い紅色の葉脈(ヨウミャク)がある。

タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)の花画像1 ■右の画像は7月28日の撮影。
白地に中央(底)に濃い紅色の一重の花

高砂芙蓉は、夏のお茶花(チャバナ)「ムクゲ(槿)」の5弁の白い花に良く似ており、槿と同様に高砂芙蓉も、お茶花として愛用されます。 ちなみに、高砂芙蓉はアオイ科ヤノネボンテン属、芙蓉(フヨウ)・槿(ムクゲ)はともにアオイ科フヨウ属で、近年まで区別されることがなかった。 又、源氏物語・第20帖(ジョウ)「朝顔」は、朝顔が槿の古称(コショウ)であることから「槿(アサガオ)」と表記されます。

タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)の花画像2 ■右の画像は7月28日の撮影。

高砂芙蓉の別称に、ミニ芙蓉・姫芙蓉(芙蓉の花は、10〜15センチメートルの大輪ですが、高砂芙蓉は、4〜5センチメートルの小輪)・矢の根梵天花(やのねぼんてんか)などがある。 矢の根梵天花の名は、楔型(クサビガタ)の鏃(ヤジリ)のような葉を持った梵天花(5弁の紅い花)に似た花と云われます。

タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)の花画像3 ■右の画像は5月20日の撮影。
鏃に似た葉。

高砂芙蓉は、南アメリカ・ブラジルが原産地。学名はパボニア・ハスタータ、英名はピンクパボニア。 パボニアはアオイ科パボニア属の常緑低木で、日本では、関東〜九州・沖縄で愛好されます。

7月後半から秋は深まる頃まで高砂芙蓉は咲き続けますが、冷たい風が吹き始めると閉鎖花(ヘイサカ)になり越冬し、暖かな春になると種子をこぼします。 閉鎖花は、開花せずに蕾(ツボミ)のまま自花受粉(じかじゅふん)により種子を生じさる。 又、地上のみならず地中や水中で、閉鎖花はつくられ、開花の条件が整うまで種子を守ります。 日本の植物学の父・牧野富太郎(マキノトミタロウ)博士は、閉鎖花を11科14属19種を選定。

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