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ナンテン(南天)

ナンテンは、ナンテン科の常緑低木。お赤飯やおせち料理の飾りに添えられている濃緑色の葉が、ナンテンです。

彩りが良いと云うだけではなく、葉の成分に防腐作用があることを先人たちは知っていたのですね。

■ナンテン(南天)
別名:南天燭(ナンテンショク)南天竹(ナンテンタケ)南天子(ナンテンシ)
属性:メギ科ナンテン属
花期:初夏
原産:中国
備考:山口県萩市川上遠谷のナンテン自生地は、国の天然記念物に指定
撮影:春(3月)東京都中央区隅田川近辺

ナンテン(南天)の画像 ナンテンの高さは、2〜3メートルですが、野生化したナンテンの中には、太い幹を持ち、床柱として使用される。

京都の金閣寺の茶室や葛飾柴又帝釈天の大客殿が有名。


ナンテン(南天)の画像 光沢のあるナンテンの葉は、冬の寒気にふれると紅葉する種もある。

北関東以北には、自生できないほどの寒がりなナンテンです。

花は、白色の小花がまとまって円錐状に咲きます。

初夏に咲いた花は、秋から冬にかけて、真紅色の実になります。


ナンテン(南天)の画像 処で、南天のど飴をご存知ですか。

つらいせき、のどの痛みに効くせき止めの医薬品のど飴です。

ナンテンの実を乾燥させた南天実と称されるせき止めの生薬でつくられています。

ナンテンは、有史以前の古来より薬用植物として、中国から渡来。

難(ナン)を転(テン)じると伝承される縁起木です。


ナンテン(南天)の画像 薬用効果のあるナンテンは、江戸時代になると観賞用として人気を博し、多種多様の品種改良がなされました。

特に、江戸末期から明治初期にかけては、ナンテンの園芸種は100種を超えたと云われます。

又、ナンテンは、江戸の町のあちらこちらに、火除けや魔除けになると植えられました。

現在でも、玄関先や庭先に多くナンテンがみられるのは、江戸の名残でしょうか。


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